「混雑」と「混乱」の違いとは?分かりやすく解釈

「混雑」と「混乱」の違いとは?違い

この記事では、「混雑」【こんざつ】と「混乱」【こんらん】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「混雑」とは?意味

人が大勢集まって、身動きができないほど混む状態を「混雑」【こんざつ】といいます。

週末になると遊園地は子どもから大人まで訪れて混むといったその状況を表すのです。

きちんと列になって多くの人が並んでいる状態ではなく、まるでごった返すように大勢が入り乱れている様子を表します。

人だけではなく、車やバイクが駐車場に入りきらないほど入っているさまも「混雑」といえる状況です。


「混乱」とは?意味

誰がどこにいるのか分からなくなってしまうほど入り乱れた状態であり、なかなかうまく列に並べない状況を「混乱」【こんらん】といいます。

このような状況であると、店側もうまく人に指示ができず、困り果てるわけです。

「レジ前が混乱する」といえば、人が多く一箇所に集まってしまったことで店員が裁ききれなくなる状態であることが分かります。


「混雑」と「混乱」の違い

「混雑」「混乱」の違いを、分かりやすく解説します。

雑に人々が入り混じっている様子を「混雑」といいます。

足の踏み場もないほど多くの人が集まり、騒がしく話すため煩いと感じる状況を表すのです。

「店が混雑する」といえば、多くの客で容易に身動きができないほど人で溢れかえる状況を表せます。

もう一方の「混乱」は、人が多すぎて乱闘が起きそうなほど乱れているさまを示し、いかに大変であるか目に見えて分かる状況を示す言葉です。

「混雑」の例文

・『三連休のため地方へ遊びに行く車で道路が混雑していた』
・『混雑する店は味が良く、店の接客もいいことが分かる』

「混乱」の例文

・『芸能人が突然店に現れたので、店内は多くの人で混乱した』
・『混乱した状況に店員が動揺して、うまく客をさばけない』

まとめ

どちらも人が入り乱れるほど多くて大変な状況であることを表せる言葉ですが、意味や使う場面が違いますので、自分なりにうまく使い分けてみるといいでしょう。

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