この記事では、「混血猫」と「日本猫」の違いについて紹介します。
混血猫とは?
混血猫とは、2種類以上の品種が交配して生まれた猫のことをいいます。
ミックスや交配種、雑種と呼ぶこともあります。
意図的に純血種を交配させて生まれた猫の場合には、ハーフやハイブリッドと呼ばれたりもします。
混血猫は複数の品種が混じっており、日本全体の猫の多くを占めています。
純血種のように特定の遺伝的疾患がないので、健康を維持しやすく寿命も長いという特徴があります。
体の大きさや模様、被毛の色などはバリエーションに富んでいます。
日本猫とは?
日本猫とは、古くから日本で暮らしている猫の総称です。
日本猫という特定の品種があるわけではありません。
日本に猫がやってきたのは、6世紀頃といわれています。
中国から仏教と共に伝えられました。
中国では多くの寺院で、ネズミが書物をかじるのを防ぐために猫を飼っていたといいます。
それが船で日本に伝わり、自然に繁殖して日本の環境に順応していったのです。
日本猫は毛並みの色や柄によって、黒猫・白猫・三毛猫・サビ猫・ブチ猫・トラ猫に分類されます。
三毛猫は、黒と白、茶色など3色の毛を持つ猫です。
トラ猫は縞模様の猫になります。
ペットショップで販売されている猫は、そのほとんどがアメリカンショートヘアやマンチカン、ロシアンブルーといった純血種です。
日本猫は販売されていません。
混血猫と日本猫の違い
混血猫は2種類以上の品種が交配して生まれた猫なので、日本猫のほとんどが混血猫に当てはまります。
ただし、アメリカンショートヘアなど比較的最近になってから海外から持ち込まれた猫と交配して生まれた場合には、日本猫とは呼びません。
昔から日本にいて、日本の環境に順応しているのが日本猫になります。
まとめ
昔から日本にいて日本の環境に順応しているのが日本猫で、そのほとんどは2種類以上の品種が交配して生まれた混血猫です。