「総力」と「全力」の違いとは?分かりやすく解釈

「総力」と「全力」の違いとは?違い

この記事では、「総力」「全力」の違いを分かりやすく説明していきます。

「総力」とは?

人々の集まりなどの全体の力という意味です。

「総」という漢字には、まとめる、すべてのという意味があり、「力」という漢字には、力という意味があります。

このことから「総力」には、すべての力という意味があることがわかります。

たとえば、10人の集まりがあったとします。

この10人ひとりひとりの力をあわせたものが「総力」が意味するものです。

1人が持っているすべての力という意味合いではなく、複数の総体としての力をいいます。

野球のチームだったら、チームメンバーひとりひとりの力をあわせたものが、この言葉が意味するものです。


「全力」とは?

もっているすべての力という意味です。

「全」という漢字には、ある範囲のすべてにわたるさま、すっかりという意味があります。

このことから「全力」には、すべての力という意味があることがわかります。

この場合のすべての力とは、その人が持っている限りの力という意味です。

複数の人が集まった全体の力のことではありません。

短距離走をするとします。

この競争で絶対に勝ちたいです。

そういったときには、自分が持っている限りの力をすべてだそうとするでしょう。

自分という個人が持っている限り力を出す、このことを意味する言葉です。


「総力」と「全力」の違い

「総力」「全力」の違いを、分かりやすく解説します。

出せる力という意味を含む点が似ていますですが、2つの言葉の意味合いは異なります。

前者は、複数が集まったときのすべての力という意味です。

ひとりひとりの力のことではなく、ひとりひとりの力をあわせたものをいいます。

後者は、出せるだけの力という意味です。

その人自身が持っている力、個人の力のことをいいます。

まとめ

力という意味を持つ点では似ていますが、2つの言葉の意味は異なり、一方は複数が集まった全体の力、もう一方は個人が出せるすべての力という意味です。

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