この記事では、「泣き虫」と「涙もろい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「泣き虫」とは?
ちょっとしたことですぐ泣くこと、またその人という意味です。
たとえば、虫を見ただけでなく、注射をするのに泣く、ちょっと厳しいことをいっただけで泣くといったことです。
他人からすると泣くほどのことでもないと思うようなことでも、この言葉が意味する人は泣きます。
子どもは特にそうです。
転んで擦りむいただけでも泣いたり、嫌い食べものを残して叱られると泣いたりなど、ちょっとしたことで泣きます。
しかし、子どもの状態だけを指す言葉ではなく、大人でもこの言葉にあてはまる人もいます。
「涙もろい」とは?
ちょっとしたことで涙が出る傾向があるという意味です。
たとえば、テレビや映画を観て感動をして泣く、心温まる話を聞いて泣くといったことがよくある状態がこれにあてはまります。
心が動かされて涙を流す場合をいうことが多いです。
そのため、転んで泣く、叱られて泣くといったことが頻繁にあっても、「涙もろい」とはあまりいいません。
叱られるなど自分に向けられたことに対して泣くのではなく、他者をみて共感して泣くといったことがこの言葉が意味するものです。
年齢を重ねるとこの状態になりやすいといわれています。
「泣き虫」と「涙もろい」の違い
「泣き虫」と「涙もろい」の違いを、分かりやすく解説します。
前者はちょっとしたことでも泣くこと、またその人という意味です。
感動して泣くといったことではなく、自分が叱られたり、つらい思いをしたりして泣くことをいいます。
後者はちょっとしたことで涙が出る傾向があるという意味です。
「傾向がある」という意味が含まれています。
自分が叱られて泣くことではなく、感動して泣くなど他者に共感をして心が動かされて泣くことをいいます。
前者は子どもにその傾向があり、後者は年齢を重ねた人にその傾向があります。
まとめ
叱られるなどちょっとしたことで泣くことなのか、感動などによって涙を流しやすい傾向があるのかという点に違いがあります。