世の中が不景気になると、通常は出てこないような紛い物の宗教団体のようなものが出てきます。
その団体では多くの場合は教祖を「救世主」として認識しているでしょう。
それでは、この「救世主」とはどういう意味でしょうか。
また、「英雄」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「救世主」と「英雄」の違いを分かりやすく説明していきます。
「救世主」とは?
「救世主」とは、元々は宗教的な用語で、「世の中の人たちを破滅から救ってくれる人」という意味で使われています。
さらに最近では宗教と関係なく、単にSNSの内部で「多くの人を助けてくれた」という人のこともこう呼ぶこともあります。
昔からさまざまな宗教では「救世主」が現れて信じる人たちを救ってくれるというのが教義の柱になっていることが多いでしょう。
「英雄」とは?
「英雄」とは、一般的には広く知られるような何かの偉業を成し遂げた人に対して使われる言葉です。
一般的には戦争で国を勝利に導いたとか、多くの人を災害や飢餓などから救ったという場合もあります。
「救世主」と「英雄」の違い
「救世主」と「英雄」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、多くの人を救った人という部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、「救世主」とは世界を救ってくれる人であり、「英雄」とは何かを成し遂げたことによって結果的に人々を救った人のことを言います。
英語の表現では、「救世主」は「savior」であり、「英雄」は「hero」です。
この意味では「savior」と「hero」が同一の人に対して使われるということもあります。
「救世主」の例文
・『救世主というのは世界を救ってくれる人のことを言います』
・『今までにも多くのにせ救世主が世界中に現れています』
「英雄」の例文
・『ギリシア、ローマ神話などの古代神話にはかず多くの英雄が登場しています』
・『ある意味では日本の桃太郎も英雄の一人と言えるでしょう』
まとめ
この記事では、「救世主」と「英雄」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。