この記事では、「急ぐ」と「急かす」の違いを分かりやすく説明していきます。
「急ぐ」とは?
早くやろうとする、目的を早く達成できるように行動する、早く進むという意味です。
帰宅をすることで説明をします。
家には風邪をひいている家族がいるので、仕事が終わったら少しでも早く家に帰って看病をしたいです。
こういったときは、普段よりも早く行動をします。
このことを「帰宅を急ぐ」といいます。
今度は物を作ることで説明をします。
納品が明日に迫っている物があります。
これを今日中に仕上げて、明日には渡さなければなりません。
早く物を完成させる必要があるのです。
これを「完成を急ぐ」といいます。
このように、早くやろうとすること、早く進むことを意味する言葉です。
「急かす」とは?
催促をして早くやらせるという意味です。
自分が行動を早くするのではなく、他人に早くやらせようとすることをいいます。
これから出かける場面で説明をします。
自分はすでに出かける準備はできています。
ところが、家族がまだ準備をしていて、なかなか出かけることができません。
自分は早く出かけたいと思っているので、家族には早く準備を終えてもらいたいです。
そこで、「早くして」と声をかけました。
早く行動をするように催促をしたのです。
このようなことを「急かす」といいます。
「急ぐ」と「急かす」の違い
「急ぐ」と「急かす」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらの言葉にも「早くやる」という意味がありますが、2つの言葉は同じ意味ではありません。
前者は特に自分が早くやることをいいます。
「帰宅を急ぐ」といったことです。
後者は早くやるように他人を促すことです。
「復帰を急かす」といったことをいい、自分が早くやろうとしているのではありません。
まとめ
早くやるという意味を持つ言葉ですが、一方は自分が早くやろうとすること、もう一方は他人に早くやらせようとすることで、意味が異なります。