この記事では、「山岳部」と「ワンダーフォーゲル部」の違いについて紹介します。
山岳部とは?
学校や会社などで部活動の一環として登山をすることを目的とした部のことをいいます。
また、登山部という場合もあります。
山に登ることそのものに喜びを見出し、山に登頂することを目指します。
山岳部の活動は部によって様々で、初心者向けの難易度の低い山に登る場合もあれば重装備が必要な上級者向けの山やコースにチャレンジする場合もあります。
ワンダーフォーゲル部とは?
ワンダーフォーゲル部とは、自然の中で登山や沢登り、ロッククライミング、サイクリング、川下り、スキー、スノーボードなど野外活動を行う部のことをいいます。
ワンダーフォーゲルとはドイツ語の「 Wandervogel」をそのまま日本語にした言葉で、渡り鳥という意味があります。
19世紀にドイツで大学生や高校生を中心に行われるようになった活動から世界に広まりました。
日本では1930代頃から大学を中心に行われるようになり、ワンゲルと呼ばれることもあります。
幅広い活動を行っているのが特徴で、山に限らず海で活動することもあります。
山岳部とワンダーフォーゲル部の違い
山岳部もワンダーフォーゲル部も登山をすることは共通していますが、その目的や活動範囲には違いがあります。
山に登ることそのものを目的としていて、より難しい山やコースにチャレンジするのが山岳部です。
夏の山よりも難しいとされる冬山の登山を行うことも多いです。
それに対してワンダーフォーゲル部は、登頂することを目指しているわけではなく自然の中で活動することを目的としています。
サイクリングやスキー、スノーボードといった活動をすることもありますし、山ではなく海で活動を行うこともあります。
まとめ
山岳部は山に登ることを目的としている部で、ワンダーフォーゲル部は自然の中で活動することを目的とする部です。