この記事では、「無頓着」と「無神経」の違いを分かりやすく説明していきます。
「無頓着」とは?
「無頓着」は「むとんじゃく・むとんちゃく」と読みます。
意味は、「ものごとを少しも気にしないこと」です。
自分のことや、他人のこと、周囲のことなどがどうあっても平気な性格のことです。
「無頓着」の言葉の使い方
「無頓着」は名詞・形容動詞として「無頓着だ・である」「服装に無頓着な人」などと使われます。
語源は仏教用語の「貪着(とんじゃく)」という言葉で、「いくらあっても満足せず執着すること」という意味です。
「無」は「〜がない」「存在しない」という打消しの意味で、「ものごとにとらわれない」「ものごとを気にしない」という意味になり、漢字も「頓着」に変化しました。
基本的に、ものごとに執着しない性格に使われる言葉です。
「無神経」とは?
「無神経」は「むしんけい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「感覚が鈍く、本来は反応する刺激に対して反応しない様子」という意味です。
2つ目は「人の気持ちなどを考えず、思ったまま振る舞うこと」という意味です。
「無神経」の言葉の使い方
「無神経」は名詞・形容動詞として「無神経だ・である」「無神経な人」などと使われます。
「神経」は「脳からの指令を身体に伝えて、あらゆる機能を調節する器官」という意味から転じて、「身体の感覚」「周囲を気にかける心の動き」という意味、「無」は「〜がない」「存在しない」という打消しの意味、「無神経」で「身体の感覚がにぶいこと」「周囲を気に掛けないこと」になります。
基本的に、他の人の気持ちが分からない人に使われる言葉です。
「無頓着」と「無神経」の違い
「無頓着」は「ものごとに執着しない性格」です。
「無神経」は「他の人の気持ちが分からない人」です。
まとめ
今回は「無頓着」と「無神経」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。