「弱肉強食」と「強食弱肉」の違いとは?分かりやすく解釈

「弱肉強食」と「強食弱肉」の違いとは?違い

この記事では、「弱肉強食」【じゃくにくきょうしょく】と「強食弱肉」【きょしょくじゃくにく】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「弱肉強食」とは?

力が弱い人が強い者にまんまと喰われてしまうように、餌食になってしまう現実を「弱肉強食」【じゃくにくきょうしょく】といいます。

この意味が転じて、実力がない人は強い者に洗脳されるように巻き込まれてしまうといった状況を表すのです。

このように、しっかり自分を持ち、考えを伝えなければ強い者に負かされてしまうので、気をつける必要があるといった場面で使われています。


「強食弱肉」とは?

強い権限を持つ者の餌食になって支配下におかれてしまう現実を「強食弱肉」【きょうしょくじゃくにく】といいます。

このことで、強い者はまんまと弱い人を自分の世界に引き込んでは思うまま操るように動かしてしまうのです。

職場では能力がないと見下された者に仕事はまわさずクビにされ、強い者だけが生き残っていくといった場面で使われています。


「弱肉強食」と「強食弱肉」の意味

「弱肉強食」「強食弱肉」の違いを、分かりやすく解説します。

弱い者は力が強い人に負けてしまうといった場面で使われているのが「弱肉強食」といいます。

いつも弱い気持ちで生きている人は前向きで力強い者にはかなわないという状況を表すわけです。

もう一方の「強食弱肉」は、お金も権限がない立場が弱い者はとうていかなわないといった場面で使われています。

強い力がある人は女性をも我が物にして、繁栄していくほどの強さがあるいった意味を表すのです。

「弱肉強食」の例文

・『企業が時代を跨いで生き残るのはまさに弱肉強食だ』
・『大手企業では弱肉強食の中で社員が生き残るため努力している』

「強食弱肉」の例文

・『上司に翻弄される部下の姿はまさに強食弱肉だ』
・『お金で何でも買える現代はまさに強食弱肉な時代である』

まとめ

同じ漢字を使っている言葉を2つご紹介しましたが、多少意味や使い方に違いがありますので、自分なりに使い方を工夫してみるといいでしょう。

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