「セロテープ」と「OPPテープ」の違いとは?分かりやすく解釈

「セロテープ」と「OPPテープ」の違いとは?違い

この記事では、「セロテープ」「OPPテープ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「セロテープ」とは?

「セロハンテープ」は、セロハンという植物性の油で作り出した粘着物質のテープで、環境に配慮したテープです。

なので、一部が自然に還り、一部が自然に還らないという特性がありますが、ほとんどのテープを構成する物質が天然素材なので、地球環境にやさしいテープです。

なお、植物性のテープだから、石油性のテープと比べると粘着力が貧弱であると述べる方がいますが、これは間違いで、技術の進歩で、「セロテープ」も他のテープと変わらない粘着力を持ちます。

しかも、「セロテープ」を作っている会社によっては、静電気が起きるとという問題も摩擦係数を極限まで減らすという対抗策で対処しているので、「セロテープ」=帯電しやすいという考えも今では間違いです。


「OPPテープ」とは?

「OPPテープ」は、石油性油脂で粘着物質を作り出した、テープのことです。

セロハンと異なり、石油性であるため、強力な粘着力を持ち、水に強いという特性があるんですが、反面に環境にやさしくないという弱点があります。

しかも、粘着物質自体に特有の悪臭があることから、梱包用のテープなどに用いた際、臭いが移るかもしれないというデメリットがありますが、反面に強力な粘着なので、臭いが移っても申し分ない物質の梱包に使用しているのがこのテープです。


「セロテープ」と「OPPテープ」の違い

両者の違いは、粘着物質が植物性のテープであるか、動物性のテープであるかです。

なので、植物性が「セロテープ」で、環境にやさしいテープになり、「OPPテープ」は、石油で水に強く粘着力が強い反面、地球環境には優しくないです。

なお、両者は粘着部分は無色透明である点は同じになります。

まとめ

「セロテープ」については、粘着物質が、植物由来成分なので、長らくは、水に弱いという特性がありました。

だから、石油性油脂の「OPPテープ」というものが、水に強い特性があり、こちらの方が高性能だと言われていたのです。

ですが「OPPテープ」は、臭いのほか、環境にやさしくないこと、植物性の粘着物質の改良によって、今では、「セロテープ」も案外と水に強くなるなどが開発され、環境にやさしいほうが「セロテープ」だと言われています。

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