洋式トイレの便座には「U型」と「O型」があります。
2つのの便座にはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「U型」と「O型」の違いを解説します。
「U型」とは?
「U型」とは、「アルファベットのUに似た形状をした前方が切れている便座」を指す言葉です。
「U型」の使い方
洋式トイレを使用する時に腰掛ける部分のことを「便座」といいます。
便器の直径よりも狭く作られていてそのまま座っても便器にはまらないようにするための座面であり、便器本体とフタの間に取り付けられています。
一昔前の洋式トイレで主流だった便座で古い規格では便器そのもののサイズが小さく男性が着座すると下腹部が便座にあたってしまうことから便座と触れないように先端を切り取りU字にしたのが「U型」便座の始まりです。
現在は洋式トイレの規格が新しくなり大型のものが主流になったため「U型」はほとんど生産されなくなっています。
「O型」とは?
「O型」とは、「切れ目のない輪っか状の便座」のことです。
「O型」の使い方
全体がつながっていてアルファベットのO のように輪になっている便座を指します。
現在の洋式トイレでは主流の便座でひとつながりになっているために耐久性が高いのが大きなメリットです。
製造時に成形しやすく温めるための電熱線を通しやすいことから温水洗浄便座で広く採用され、現在では新たに生産される洋式トイレのほとんどが「O型」を採用しています。
「U型」と「O型」の違い
「U型」と「O型」の違いは「先端に切れ目が入っているかどうか」です。
前方の空間的余裕の有無を除けば耐久性や生産効率などほとんどの点において「O型」が「U型」を上回っています。
「U型」は空間を確保するために「O型」を改造して作られた苦肉の策であり前に余裕がある以外の利点はない旧モデルです。
現在生産されている洋式トイレの主流は「O型」で「U型」は一部の古いトイレでしか見られません。
まとめ
「U型」と「O型」の違いは機能性に由来しています。
とても身近なものなので違いを知っておきましょう。