この記事では、「カリブー」と「トナカイ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カリブー」とは?
カリブーとは、トナカイのうち北アメリカ大陸に生息するものをいいます。
英語の「caribou」をそのままカタカナ表記した名称です。
ヨーロッパに生息しているトナカイは「reindeer(レインディア)」と呼ばれていて、カリブーとは区別されています。
カリブーの主な生息地は、カナダの極北やアラスカ、ツンドラ地域の周辺等です。
ツンドラの植物を求め、群れで移動します。
また、一口にカリブーといっても様々な種類があり、ウッドランドやアークティック、フィニッシュフォレスト、バーレングラウンド、ジャイアント等が挙げられます。
「トナカイ」とは?
トナカイとは、哺乳綱鯨偶蹄目シカ科トナカイ属に属する生き物のことをいいます。
トナカイという名称はアイヌ語のtunakay(トゥナカイ)に由来します。
日本には野生のトナカイは生息していませんが、昔は北海道に住むアイヌ民族は千島列島やサハリン等にも暮らしていました。
他の大陸とも交流があったので、トナカイを意味するアイヌ語が存在していたのです。
また、現代ではサンタクロースのソリを曳く動物として知られています。
「カリブー」と「トナカイ」の違い
カリブーとトナカイは、同じ動物を指しています。
トナカイという意味の英語には「caribou」と「reindeer」の2つの言葉があり、どちらも日本語に訳すとトナカイになります。
トナカイにはカナダやアラスカなど北アメリカ大陸に生息するものとヨーロッパに生息するものがおり、カリブーは北アメリカ大陸に生息しているものをいいます。
まとめ
トナカイとカリブーは同じ動物です。
トナカイにはヨーロッパに生息しているものと北アメリカ大陸に生息しているものがおり、それぞれ異なる名前で呼ばれています。
北アメリカ大陸に生息しているトナカイがカリブーで、ヨーロッパに生息しているトナカイはレインディアといいます。