この記事では、「文言」と「フレーズ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「文言(もんごん/ぶんげん)」とは?
「文言」には「もんごん」と「ぶんげん」の2つの読みがあります。
「文章や手紙の中の言葉」という意味で用いる場合は両方の読みを用いることができます。
一方、「中国において口語体に対する文章体」という意味で用いる場合は「ぶんげん」になります。
「文言」の使い方
「文言」は名詞として使われています。
「フレーズ」とは?
「フレーズ」は「句」や「成句」、「音楽における楽句」を意味する言葉です。
「フレーズ」は「言い回し」や「言葉遣い」、「表現法」、「成句」、「言葉」、「語句」、「表現」、「楽句」などの意味を含める英単語“phrase”に由来する外来語です。
「フレーズ」の使い方
「フレーズ」は名詞として使われています。
「文言」と「フレーズ」の違い
「文言」には「もんごん」と「ぶんげん」の2つの読みがあり、「文言(もんごん/ぶんげん)」は「文章や手紙の中の言葉」という意味を表し、「文言(ぶんげん)」は「中国において口語体に対する文章体」という意味を表します。
一方、「フレーズ」は「句」や「成句」、「音楽における楽句」を意味する言葉です。
したがって、「文章や手紙の中」という限定的な条件があるのが「文言」であり、特に制限がないのが「フレーズ」であると解釈できるでしょう。
「文言」の例文
・『彼の手紙の中で用いられてる文言はどれも美しい』
・『文言に不適切なものがあったので添削した』
「フレーズ」の例文
・『ひと目で、かつ短時間で客の心を鷲掴みにするキャッチフレーズが必要である』
・『この歌詞のフレーズはすごく心に刺さる』
まとめ
「文言」は主に「文章や手紙の中の言葉」という限定的な意味で用いられています。
一方、「フレーズ」は特に制限なく、「句」や「成句」、「音楽における楽句」という意味で用いられているということでした。