この記事では、「同封したので」と「同封いたしましたので」の違いを分かりやすく説明していきます。
「同封したので」とは?
封筒の中に手紙と一緒に入れたから、という意味です。
「同封」には、封筒の中に手紙と一緒にあるものを入れることという意味があります。
「した」の「し」は、動作や行為を行うという意味の「する」です。
「た」は動作や作用が過去に行われた意を表します。
「ので」はこの後に伝える事柄の原因・理由・根拠などを表す言葉です。
敬意を表す言い方ではないので、自分と同等や目下の者に対して使うことが一般的です。
親しい人に対してなら「同封したから」と「ので」ではなく「から」が使われます。
この後には、「確認してください」「受け取ってください」などの意味の言葉が続きます。
「同封いたしましたので」とは?
封筒の中に手紙と一緒に入れたから、という意味です。
「いたし」は「いたす」のことで「する」の謙譲語です。
自分の側を低めて表現をして、聞き手に敬意を表します。
「まし」は敬意を表す「ます」のことです。
「た」は動作や作用が過去に行われた意を表します。
敬意を表す言い方をしているので、目上の人に対して伝える言い方です。
親しい人に対して使うと違和感があります。
この後には、「確認してください」「受け取ってください」などの意味の言葉を続けます。
この言葉が敬意を表す言い方なので、後に続く言葉も敬意を表す言い方にします。
「同封したので」と「同封いたしましたので」の違い
「同封したので」と「同封いたしましたので」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらの言葉も意味は同じです。
違いは丁寧さです。
後者は「いたし」と敬意を表す表現をしており、後者の方が丁寧です。
前者は自分と同等や目下の者に対して、後者は目上の人に対して使うことが一般的です。
まとめ
2つの言葉は意味は同じですが、丁寧さに違いがあり、伝える相手が異なります。