「同封させていただきます」と「同封しております」この記事では、「同封させていただきます」と「同封しております」の違いを分かりやすく説明していきます。
「同封させていただきます」とは?
「同封させていただきます」とは、「1つの封筒に2つ以上のものを一緒に入れることの丁寧な言い方」です。
封筒の中に便箋など主になるもの以外のものを一緒に入れることを「同封」といいます。
「同封させていただきます」は「同封する」に自らの行為をへりくだって敬意を表現する謙譲語「させていただく」と丁寧語の「ます」を付けた敬意表現です。
目上の相手に対し1枚の封筒に2つ以上のもの入れて渡す場合に使います。
「同封しております」とは?
「同封しております」とは、「すでに同封したことの丁寧な言い方」です。
「同封する」に完了を意味する「た」と状態を継続していることを表す「おる」に丁寧語の「ます」で構成されています。
同封が完了した状態を継続している、つまり1枚の封筒に2つ以上のものが入った状態にあることを意味する表現です。
「同封させていただきます」と「同封しております」の違い
「同封させていただきます」と「同封しております」の違いを、分かりやすく解説します。
「同封させていただきます」と「同封しております」の違いは「同封が終わっているか」です。
「同封させていただきます」は1枚の封筒に一緒に入れようという意思を表しており実際に同封するのはこれからです。
「同封しております」の場合は同封が過去に行われすでに完了した動作であり封筒の中にはすでに2つ以上のものが入っています。
まだ同封していないがこれからするのが「同封させていただきます」で、すでに同封し終えているのが「同封しております」という基準で使い分けられます。
「同封させていただきます」はこれから準備する封筒に対して使う表現なのでまだ送っていない封筒にのみ使いますが「同封しております」はすでに送って手元にない封筒に対しても使える表現です。
まとめ
「同封させていただきます」と「同封しております」では意味が全く違います。
それぞれの言葉が何を伝えようとしているのか、正しく理解して使い分けましょう。