「バスク帽」と「ベレー帽」の違いとは?分かりやすく解釈

「バスク帽」と「ベレー帽」の違いとは?違い

ドラえもんでジャイ子が被っていたのはバスク帽?

この記事では、「バスク」「ベレー帽」の違いを分かりやすく説明していきます。

「バスク帽」とは?

「ベレー帽」の大別した二種類のうちの一種類を形成。

バスクという呼称からフランス・スペインにある地域名を頭に思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

同地で300年以上前に一般民衆にまで浸透していた帽子を当地を視察したナポレオン3世が「ベレー・バスク」と呼んだ事のが始まりとなり、世界に浸透したものです。

頂点にチョボと呼ばれるボッチがつき、かぶり口がトリミングされているのが特徴と言っていいでしょう。


「ベレー帽」とは?

日本では「手塚治虫」「藤子・F・不二雄」そして若かりし頃の「赤塚不二夫」氏などが漫画の劇中で被っていた事から良く知られる様になったと言っていいでしょう。

太平洋戦争時には日本軍は採用せず、米軍も着用が許されたのは一部のみで当時の映像からの印象はほぼ皆無ではないでしょうか。

そのため日本では前述した漫画家の着用する帽子の認識が強いと言えます。

元来は古代ローマ時代にフランスのベアルン地方で実用的に使われていたもの。

それがバスク地方に広まったうえで傭兵部隊ランツクネヒトが着用するなど1500年代には広域に広まりました。

時代は進み1800年代後半ナポレオン3世がバスク地方を訪れた際に「ベレー・バスク」と呼んだ事から「ベレー帽」は一気に拡散されています。

その後「アミー・ベレー」が登場し、現代に至ります。


「バスク」と「ベレー帽」の違い

「バスク帽」「ベレー帽」の違いを、分かりやすく解説します。

「バスク帽」=「ベレー帽」の認識で構いません。

「ベレー帽」の正当な潮流にあたります。

現代では各国の軍隊や制帽として使われる「アーミー・ベレー」との二大潮流になっています。

「バスク帽」は頭にボッチとかぶり口がトリミング化。

「アーミー・ベレー」はボッチがなく、かぶり口の多くは紐で調整するものとして区別可能です。

まとめ

「ベレー帽」「バスク帽」の認識で構いません。

古代からの正当な潮流だと言っていいでしょう。

「手塚治虫」「藤子・F・不二雄」「赤塚不二夫」「永井豪」諸氏が劇中で自分自身のキャラクターを登場させる時に必ず被っているのは「バスク帽」です。

デフォルメされボッチが大きく描かれている以外はほぼ実物相当になります。

「ベレー帽」は時代を経て「アーミー・ベレー」スタイルが登場。

これを含んだものになります。

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