この記事では、「アンデスメロン」と「マスクメロン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アンデスメロン」とは?
アンデスと聞くと、多くの人が南アメリカ大陸の西側にそびえるアンデス山脈を思い浮かべるのではないでしょうか。
アンデスメロンは、きっとその地方が原産地であると思うのは当然とも言えます。
実は、アンデスメロンは、日本で開発されたメロンで、海外やアンデス山脈とは無関係なのです。
アンデスメロンの果肉には芯があり、それを取り除いて食べることから、「安心です」の「しん」の部分を取り除くという意味合いで「あんです」となったという説や、「作って安心買って安心」のキャッチコピーから発展して「アンデス」になったというのがアンデスメロンの名前の由来のようです。
果皮は灰緑色で細かい網目模様があり、果肉は黄緑色かオレンジ色で甘味が強く、多汁でとてもみずみずしいのが特徴です。
「マスクメロン」とは?
マスクメロンは、ムスクのような強い香りを持つメロンの「総称」で、日本では主にアールスフェボリットという品種のことを指しています。
名前の由来もそのとおり、ムスクのような芳醇な香りが特徴であることから、「musk」をマスクと発音したものだと言われています。
お面や口にあてるマスクとは無関係のようです。
あるいは、果皮の立体的な網目模様をなぞらえてマスクと呼んでいるのだと思う人もいるでしょう。
果肉は多汁で香り強く、濃厚な味わいが特徴です。
くっきりと立体的な網目模様は、果肉が十分に育っている証しです。
「アンデスメロン」と「マスクメロン」の違い
どちらのメロンにも網目模様がありますが、マスクメロンの方がより立体的で強調されているように見えます。
食感の違いとしては、アンデスメロンは柔らかくジューシー、マスクメロンはしっかりとした歯ごたえと香りと甘味が感じられます。
2つのメロンの価格差は、品種や産地、季節によって多少異なりますが、一般的にはマスクメロンの方が高級です。
アンデスメロンは、比較的入手しやすく美味しいメロンとしてとても人気があります。
マスクメロンは高級であるため贈答品などにも選ばれますが、一玉で一万円以上の価格がつく場合もあります。
まとめ
「アンデスメロン」と「マスクメロン」は、同じ網目模様でも違いがあり、マスクメロンのほうが高級であることが分かりました。
名前の由来も、以外と知られていないかも。
機会があれば2つのメロンを食べ比べてみてはいかがでしょうか。