この記事では、「中期国債」と「長期国債」の違いを分かりやすく説明していきます。
「中期国債」とは?
中期国債は、ちゅうきこくさいと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事でしょうが、一定期間を3区分した際の2番目の期間という意味を持っている中期の漢字に、国が発行する債券という意味を有する国債の漢字を付け足す事によって成立した言葉となっています。
だからこそ中期国債は、償却期間が1年超5年以下という国債を表すのです。
「中期国債」の言葉の使い方
中期国債は、国債の分類の1つで、1年超5年以下という償却期間のものに対して使われる言葉となっています。
名前の通り国が発行する国債であり、短期国債の次に償却期間が短い国債に対して使用される言葉です。
「長期国債」とは?
長期国債は、ちょうきこくさいと読むべき言葉となっています。
文字で記されたこの言葉を見れば一目瞭然な事ですが、長い期間という意味の長期の文字に、国の借金等の意味がある国債の文字を付け加える事により完成した言葉です。
以上の事から長期国債は、5年超10年以下という償却期間の国債を示します。
「長期国債」の言葉の使い方
長期国債は、償却期間が5年超10年以下という期間の国債に対して用いられる言葉です。
ただし償却期間が10年超という超長期国債というのも存在しているので、償却期間が2番目に長いものが、この長期国債となります。
「中期国債」と「長期国債」の違い
中期国債と長期国債の漢字表記を見比べれば、中と長という漢字の違いがある事に気付く事が可能です。
所が他の3文字は同じ漢字であり、どちらも国債を表す言葉として使用されています。
とはいえ償却期間に違いがあり、中期国債は、1年超5年以下という期間です。
一方の長期国債は、償却期間が5年超10年以下という期間の国債を示します。
まとめ
2つの言葉は共通する漢字を見れば分かる様に、共に国債を指し示す言葉です。
ですが最初の漢字に違いがある事で、国債の償却期間に相違点を見出す事が出来ます。
ちなみに中期国債は、1年超5年以下という償却期間を持つ国債に対して使われる言葉です。
対する長期国債は、5年超10年以下という期間の国債を示す際に用いられる言葉となります。
