この記事では、「フーチバー」と「ヨモギ」の違いについて紹介します。
フーチバーとは?
フーチバーとはヨモギの一種で、ニシヨモギのことをいいます。
沖縄の伝統野菜として知られており、南西諸島に自生しています。
沖縄料理では、薬味として様々な料理に用いられます。
フーチバーの「フーチ」は、病気や薬といった意味の言葉です。
「バー」は葉のことで、フーチバーは薬草を表していました。
葉を煎じて薬として服用したり、乾燥させてお風呂に入れたりしていたのです。
フーチバーは沖縄そばのトッピングにすることもありますし、肉の臭み消しなどに用いられることもあります。
沖縄では山羊汁など山羊を使った料理を食べますが、その際に臭み消しに使われるのがフーチバーです。
ヨモギとは?
ヨモギはキク科の多年草で、本州から九州、四国まで幅広く分布しています。
繁殖力が強く、葉は食用とされます。
ヨモギには独特の香りがあり、お餅に入れて草餅にしたりお団子に入れたりすることが多いです。
シネオールという成分が香りの元になっています。
ヨモギは天ぷらにしたり、おひたしや汁物などで食べることもあります。
ヨモギの葉には薬効があり、血液の循環を良くする働きがあるとされます。
そのため貧血や生理不順などに効果的とされてきました。
ハーブの女王と呼ばれることもあります。
フーチバーとヨモギの違い
フーチバーは沖縄では一年中収穫されていますが、ヨモギは3月から5月にかけてが旬の時期になります。
フーチバーはヨモギの一種なので、含まれている栄養素や効能などに大きな違いはありません。
どちらも香りが強いですが、香りも違っています。
フーチバーは沖縄そばや山羊汁など沖縄料理に使われる野菜で、ヨモギは草餅など和菓子に使われることが多いです。
まとめ
フーチバーはヨモギの一種です。
沖縄料理に使われるのがフーチバーで、和菓子に使われることが多いのがヨモギになります。