企業に存在する「幹部」と「役員」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「幹部」と「役員」の違いを分かりやすく説明していきます。
「幹部」とは?
「幹部」の意味は、団体の中心となる者、首脳となります。
企業や組合などの組織の中で中心となる人物が「幹部」なのです。
企業内で考えた場合、「幹部」は、社内で一定の権限を持つことになります。
決定権や執行権など企業内で重要な権限も「幹部」は持つことになります。
事業のことを把握し、その事業を成功させるためにどのようにすれば良いのか考えることも必要で、経営陣のサポートを行うことも「幹部」の重要な役割となります。
「幹部」の言葉の使い方
「幹部」には、「経営幹部」や「幹部社員」、「上級幹部」、「幹部候補」など様々な言葉があります。
「役員」とは?
「役員」の意味は、ある役目を担当する人。
会社や団体などの経営や業務執行、監査などを行う人といった意味があります。
基本的に企業内で考えた場合、「役員」は、企業の経営において責任を持つ人を意味し、経営や事業方針の決定権や会計鑑査などを行います。
また、「役員」は、会社法第329条において「取締役、会計参与および監査役」、会社法第423条では「“役員等”は取締役、会計参与および監査役に加え、執行役・会計監査人も含まれる」と明確に定義されています。
「役員」の言葉の使い方
「役員」には、「役員会議」や「役員鑑査」、「役員報酬」、「役員報告」など様々な言葉があります。
「幹部」と「役員」の違い
「幹部」、「役員」共に企業や組合などの組織内では重要な役割を果たす人を意味する言葉となります。
経営方針などの決定権を持つ「幹部」や「役員」。
ただし、「幹部」の在り方は、各企業や組織などに応じて異なり、決まったものはありません。
一方、「役員」に関しては、会社法で定められており、その点に大きな違いがあります。
まとめ
「幹部」と「役員」には、会社法に定められたものか、そうでないかといった大きな違いが存在します。