「方位」と「方角」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「方位」と「方角」の違いを分かりやすく説明していきます。
「方位」とは?
ある方向が基準の方向に対してどの位置にあるのかを表す言葉です。
その地点から東西南北を表すものが「方位」となります。
もっと細かく言えば、南南東や北北東などに分かれます。
言い換えれば、「向き」や「方向」、「針路」などと同じです。
「方位」の使い方
「方位」は主に東西南北と一緒に用いられることが多くなります。
「北の方位」や「南の方位」。
また、これら東西南北を知るために必要な「方位磁石」や「方位磁針」などもあります。
「方角」とは?
ある地点を基準に東西南北で表した方向を意味します。
そのほか、そのものがある方向や考え方の方向、やり方、吉凶に係る方位も意味します。
このように「方角」は、様々な意味を持ち、幅広く使用することができる言葉となります。
言い換えれば、「向き」や「針路」のほか、「道筋」や「路線」などと同じです。
「方角」の使い方
「方角」は、「南の方角」など、東西南北を示す際に用いられるほか、「方角が悪い」や「学校の方角」、「別の方角」など、幅広く使用することが可能です。
「方位」と「方角」の違い
「方位」は、ある方向が基準の方向に対してどの位置にあるのかを表す言葉に対し、「方角」には、様々な意味があり、幅広く使用することが可能です。
どちらも、方向を意味する言葉ですが、単に東西南北だけを意味するのか。
様々な意味を持つ言葉なのか。
そういった違いがあります。
「方位」の例文
・『登山に行くため、方位磁石を準備しました』
・『最近の車には全方位カメラが多く設置されています』
・『星を観察するため、北の方位を確認しました』
・『今日、学校で方位記号を習いました』
「方角」の例文
・『地震が発生したときは、山の方角に逃げろと言われて育ちました』
・『一度、違った方角から考えてみるべきではないだろうか』
・『今年の恵方は南南東の方角です』
・『家を建てる際、占い師に良い方角を占ってもらいました』
まとめ
「方位」と「方角」には、以上のような違いがあります。