この記事では、「ガサツ」と「雑」の違いや意味を分かりやすく説明していきます。
「ガサツ」とは?
細かい部分はどうでもいいと思う行動を見せる人を「ガサツ」といいます。
部屋を片付けるとき、照明の裏に付いた汚れやカーテンレールの溝に入る埃はどうでもいいと考えて見える所しか掃除しません。
このような人は、窓もさっと適当に拭き、雑巾がけは力を入れずにやるのでしっかり汚れや臭いが落ちていないのです。
このように、気合を入れずに片付ける人を「ガサツで困る」といいます。
「雑」とは?
神経がまるで行き届いていないことを「雑」【ざつ】といいます。
「雑な性格」というように、細かい部分にまで拘らず、やり方が見ていられないほどなっていないのです。
「雑な考え方」といえば、どのようにすればいいか適当に考えて、短時間で事を済ませてしまいます。
また、同じ部屋に人が多く集まって入り混じる状態を表す言葉です。
「ガサツ」と「雑」の違い
「ガサツ」と「雑」の違いを、分かりやすく解説します。
落ち着いて物事が考えられない行動する人を「ガサツ」といいます。
行動が荒っぽいので、きれいに物が作れません。
このような人は下品な動きを見せたり、言葉の使い方も汚らしいと嫌われてしまうのです。
もう一方の「雑」は、まとまりない行動や考え方するところに焦点を当てています。
人でごったがえしては「混雑」する状況や、ゴミや物で「乱雑」する部屋というほど酷い有様を例えるのです。
「ガサツ」の例文
・『ガサツな作業するので、酷い仕上がりになってしまった』
・『ガサツな行動する人は、周囲が困っている様子に気がつかない』
「雑」の例文
・『雑な書き方では気を抜いたように思われるので、注意が必要だ』
・『幹部だけで会社の方針を決めるやり方に複雑な気持ちになる』
まとめ
細かいところまで気にしない人のさまを指す言葉ではありますが、どういった点に注意して使いこなせば、意味をうまく伝えられるか学習してみましょう。