日本語には様々な種類の単語や文字が使われており、アルファベットしか無い英語、ほぼ漢字しか使わない中国語や、ほぼハングルの韓国語とは全く違います。
そんな中で特徴的なのが「カタカナ語」というものです。
それでは、この「カタカナ語」とはどういう意味でしょうか。
また、「外来語」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「カタカナ語」と「外来語」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カタカナ語」とは?
「カタカナ語」とは、日本語の中で「カタカナ」で表記されている単語のことで、多くはもともと日本語では無かったものですが、そうでは無いものもあります。
「外来語」とは?
「外来語」とは、現時点では日本語として扱われているが、もともとは他の言語からきた言葉のことを表すものです。
多くはカタカナで表記されますが、中にはひらがなや漢字で表記されるものもあり、それらに関しては後述します。
「カタカナ語」と「外来語」の違い
「カタカナ語」と「外来語」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、日本語として使われているがカタカナで表記されているものが多いという意味では共通ですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、この2つの集合には両方に属する言葉、どちらかに属する言葉の両方が存在するということになるでしょう。
具体的に例を示すと、まず両方に属しているのが「スケジュール」や「リサイクル」などのような「カタカナで表記される外来語」です。
そして、「カタカナ語」だけに属しているのが「和製英語」のような外国語には存在しないカタカナの言葉、例えば「サラリーマン」や「ジェットコースター」などです。
さらに「外来語」にしか属していないのが「たばこ」や「天ぷら」などのように完全に日本語化してしまっているものです。
「カタカナ語」の例文
・『カタカナ語は通常カタカナで表記される日本語のことですが、ほとんどは外国語から来ています』
・『「レンジ」はカタカナ語ですが、英語では「micro wave」と言います』
「外来語」の例文
・『外国語由来で日本語になっている言葉を「外来語」と言います』
・『外来語として日本語のなったものにはすでにほとんどの人がそれと気がつかないものがあります』
まとめ
この記事では、「カタカナ語」と「外来語」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。