道筋や道のり、道順を示す言葉には「順路」や「行路」があります。
この記事では、「順路」と「行路」の違いを分かりやすく説明していきます。
「順路」とは?
「順路」とは順序よく進むことが可能な道のりや道順を示す言葉であり、こちらは色々な場面で使われています。
遊園地のアトラクションにおける「順路」は、これに沿うことでスムーズに展開を楽しむことが可能な道のりや道順を示すものとして使われます。
「順路」はこれ以外にも正しい道理にやこれに従うことを示す時にも使うことが可能です。
「行路」とは?
「行路」とは道を行くことや進むことを示す言葉であり、こちらは旅行を表す時にも使います。
「行路」は道のりや道順を示す時にも使う言葉ですが、これは人生の行く道を比喩として表す時にも使うことが可能です。
「行路」は当人が自分の意志で決めた人生の道筋や道順を示す場合や、世渡りの仕方や生き方を示す時にも使います。
「行路」を使った作品には志賀直哉の「暗夜行路」があり、こちらは1959年に映画化されました。
「順路」と「行路」の違い
「順路」や「行路」は道のりや道順を示す時に使う言葉です。
「順路」は正しく進むことが可能な道のりや道順を示す場合にも使うことが可能であり、こちらは他人や規則によって定められます。
「行路」は道のりや道順以外にも旅行や自分の人生、世渡りの仕方などを示す言葉であり、こちらは自分の意志で決定するものも存在します。
「順路」の例文
・『アトラクションの順路から離れてしまったため迷子になりました』
・『博物館の順路沿いに進むことによって、年代順に化石を見学できました』
「行路」の例文
・『人生は長い行路である』
・『暗夜行路はとてもいい作品です』
まとめ
「順路」や「行路」は道のりや道順を示す言葉です。
「順路」はこれに沿うことでスムーズに進むことが可能な道のりや道順を示すの時に使います。
「行路」は人生や世渡の仕方という意味でも使うことが可能です。