この記事では、「警衛」【けいえい】と「警護」【けいご】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「警衛」とは?意味
危険な人物から人の命を守ったり、傷つけられないよう周囲について守ることを「警衛」【けいえい】といいます。
首相が外に出るときは一緒に車に乗るときから守る体制にして車を運転したり、後方からついて行き、事故や事件から守るわけです。
著名人が建物に入って行くときは一緒に入り、前後左右を歩いて突然襲われることがないように守ります。
主に、大臣や首相、大統領といった高い地位に位置する人物の周囲を守りながら移動させることが仕事です。
食事するときや海外で首相と対談する、記者会見のためテレビの前に立つなど、あらゆる場で姿を見せるSPやボディーガードは重要人物を守ることに特化した訓練しています。
「警護」とは?意味
依頼を受けて、特定の人物を守ることに特化しているのが「警護」【けいご】といいます。
重要人物が歩いていて物を投げられたり、暴力を受けないよう先頭に立ち、周囲をしっかり見回して点検しつつ安全に誘導するわけです。
ボディーガードともいい、海外ではセレブや大統領にいたるまで依頼があればすぐ対応できるような体制に整えておき、留守の家を守ったり、一緒に飛行機に乗って海外にまで行くのも仕事です。
お金があるセレブは専属のボディーガードを何人も雇い、食事や買い物に行くときなどあらゆる場面で「警護」してもらいます。
「警衛」と「警護」の違い
「警衛」と「警護」の違いを、分かりやすく解説します。
大統領や首相など重要人物にずっとつき、前後左右に目を配らせて危険なことから守るのが「警衛」です。
周囲から危険なことをされないように目を配らせて、ときに危ないと思ったときは人を取り押さえる場合もあります。
首相が歩けば一緒に歩き、座ったその後ろに立って「警衛」するわけです。
もう一方の「警護」は、セレブや歌手、俳優、スポーツ選手に至るまで幅広い分野で活躍する人たちを対象にボディーガードが怪我から守り、人にいたずらされることがないよう家や車、ペットにいたるまで守ります。
まとめ
どちらも特定人物を守ることを仕事にしている職業の人を指す呼び方ですが、「警衛」は国のトップを守り、「警護」は一般人から有名人物を守ることと覚えておくといいでしょう。
