「敬称」と「愛称」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「敬称」と「愛称」の違いを分かりやすく説明していきます。
「敬称」とは?
「敬称」には、「尊敬」の「敬」が用いられています。
その言葉の通り敬意を表すものが「敬称」となります。
人名や官職名などの下につけるものや単独に用いて、その人に対し敬意を表す言葉が「敬称」です。
また、相手や相手方の事物について敬意を表す言い方でもあります。
言い換えれば、「肩書き」などと同じで、「御中」や「殿」、「各位」などが「敬称」となります。
「敬称」の使い方
「敬称」は、「敬称を付ける」や「正しい敬称」などといった形で用いられます。
「愛称」とは?
「愛称」には、「愛おしい」という漢字が用いられています。
その言葉の通り愛おしいと思う人に親しみを込めて呼ぶ呼び方を意味します。
言い換えれば、「ニックネーム」などと同じです。
「愛称」の使い方
「愛称」は、「愛称で呼ぶ」や「愛称を決める」などといった形で用いられます。
「敬称」と「愛称」の違い
「敬称」と「愛称」は、全く別物です。
「敬称」は、相手を敬う際に用いられる言葉で、「殿」や「御中」、「各位」などを意味します。
一方、「愛称」は親しみを込めて呼ぶ呼び方でニックネームやあだ名のことを意味します。
「敬称」の例文
・『私は社会人になり初めて各位が敬称だということを知りました』
・『初め、御中という敬称の読み方がわかりませんでした』
・『先生も敬称で間違いありません』
・『様以外にも様々な敬称があります』
「愛称」の例文
・『動物園で生まれたばかりのキリンの愛称の募集が始まりました』
・『新しいお店の愛称が決まりました』
・『子供の頃、愛称で呼び合う友達がたくさんいました』
・『愛称で呼ぶと、自然と親しみが湧いてきます』
まとめ
以上のように対照的な違いの意味を持つ言葉になるため、決して間違っていけない注意が必要です。
