「決起」と「蜂起」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「決起」と「蜂起」の違いを分かりやすく説明していきます。
「決起」とは?
「決起」とは、目的のために決意を固め行動を起こすことといった意味があります。
何かを決意し、それを実際に行動に起こすことが「決起」です。
言い換えれば、「発起」や「旗揚げ」などと同じです。
「決起」の使い方
「決起」は、「決起集会」や「決起会」、「決起大会」、「決起の時」などといった形で用いられます。
「蜂起」とは?
「蜂起」には、「蜂(ハチ)」という漢字が用いられています。
まさに、蜂が巣から一斉に飛び出す姿を意味する「蜂起」。
大勢が一時に暴動や反乱を起こすことを意味します。
目的に対し大勢が一斉に立ち上がり行動することが「蜂起」となります。
言い換えれば、「発起」や「旗揚げ」などと同じです。
「蜂起」の使い方
「蜂起」は、「蜂起する」のほか、「武装蜂起」や「蜂起の形成」、「蜂起軍」などといった形で用いられます。
「決起」と「蜂起」の違い
「決起」と「蜂起」の意味は基本的に異なります。
「決起」は何かを決意し、それを実際に行動に起こすことを意味します。
それに対し「蜂起」は大勢が一時に暴動や反乱を起こすことを意味します。
このように、「決起」の場合、大勢という意味はなく1人でも可能に対し「蜂起」は複数人でなければ起こすことはできません。
その点に大きな違いがあります。
「決起」の例文
・『今夜、公民館で決起集会を行います』
・『私は決起し、翌朝、目的地に向かいました』
・『決起会の冒頭で話す挨拶を考える』
・『国民が決起している』
「蜂起」の例文
・『現政府に対し、国民が蜂起した』
・『結果的に武装蜂起に賛成することに決めました』
・『蜂起軍の勢力を維持するためには指揮者が必要です』
・『今の状態では、いつ民衆が蜂起してもおかしくありません』
まとめ
以上のように、同じ行動に移す行為でも、その趣旨や人数に違いがあります。