「究明」と「糾明」の違いとは?徹底的に解釈

「究明」と「糾明」の違いとは?違い

この記事では、「究明」【きゅうめい】と「糾明」【きゅうめい】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「究明」とは?意味

問題が起きたとき、その原因となる元を探り、解明することを「究明」【きゅうめい】といいます。

例えば、会社の金を横領した社員はどうしてそのような行為したのか原因を追究し、そこから関連する者は誰か、何の目的があって金を盗むか解き明かすのです。

そして、裁判所に調べた内容を提出したうえで誰にどのような刑罰を与えるか、横領した金は取り戻せるかなどさらに深堀していきます。


「糾明」とは?意味

悪事する者の全容を明らかにすることを「糾明」【きゅうめい】といいます。

どうして悪い事に手を染めてしまったか、犯人の心を読み取ったり、事件をあらゆる方向から見て原因になる理由について追求するといった調査の方法はまさに「糾明」に当てはまるのです。

対象になる事件、事故の詳細に焦点を当てている言葉であり、一つ残らずすべてを明らかにするという意味があります。


「究明」と「糾明」の違い

「究明」「糾明」の違いを、分かりやすく解説します。

事件が起きたとき、誰がどのような目的で行ったのか、そして、誰が関与しているか深く追求して原因や理由を探っていくことを「究明」といいます。

真相を解き明かせば、その事件の元を作った悪い犯人が分かったり、本当にその源の原因が解き明かされるのです。

もう一方の「糾明」は悪事に手を染める者の全容について詳細を明らかにするという意味があります。

「究明」の例文

・『この事件の原因を究明すれば、犯人の行動が分かる』
・『真相を究明すれば、事故が起きた原因が解き明かされる』

「糾明」の例文

・『社員の悪事を糾明しなければ、会社の存続は難しい』
・『事件の糾明に挑んでこそ、警察としての評価も上がる』

まとめ

どちらも同じ読み方をする言葉ですが、原因を追究して明らかにするのが「究明」で、「糾明」はさらに詳細を出すといった違いがあると覚えておくといいでしょう。

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