「挟まる」と「詰まる」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「挟まる」と「詰まる」の違いとは?違い

この記事では、「挟まる」「詰まる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「挟まる」とは?

物との間に入って、両側から押さえられて動けなくなることです。

例えば、「自動ドアに手が挟まる」「A社とB社の間に挟まって苦慮する」などのように使用します。

「挟まる」は、身体的な状況だけでなく、精神的な状況にも使えます。

対立するものの間に入って、どちらにも味方できないときに「挟まる」と言います。


「詰まる」とは?

途中でふさがって通らなくなることです。

例えば、「冬場になると鼻が詰まる」「髪の毛が排水溝に詰まる」というように使用します。

「詰まる」は、物理的な状況だけでなく、言葉や思考の流れにも使えます。

うまく言葉が出てこないときや、考えがまとまらないときに「詰まる」と言います。


「挟まる」と「詰まる」の違い

「挟まる」「詰まる」の違いを、分かりやすく解説します。

「挟まる」「詰まる」は似ているようですが、意味やニュアンスには違う意味があります。

「挟まる」とは、物と物の間に入って、両側から押さえられて動けなくなることです。

その一方で、「詰まる」とは、余地や余裕がなくなることです。

とりわけ、液体が流れなくなる場合は「詰まる」を使います。

つまり、「挟まる」「詰まる」の違いは、「挟まる」は、物と物の間に入ることで、「詰まる」は、物が詰め込まれることで起こるという点です。

また、「挟まる」は動けなくなることを強調し、「詰まる」は流れなくなることを強調します。

「挟まる」の例文

・『ドアに手が挟まると、猛烈に痛い』
・『彼は浮気してしまったので、その弁明は奥歯に物が挟まるような言い方で、非常に歯切れが悪い』

「詰まる」の例文

・『お風呂場の排水溝には、髪の毛が挟まって詰まるので、定期的に掃除しなければならない』
・『彼は一気にご飯を頬張ったので、喉に詰まってしまった』

まとめ

「挟まる」は、物との間に入って動けなくなることを表します。

その一方で、「詰まる」は、空間や管などに物が入って通れなくなることを表します。

この二つの言葉は、似ているように思えますが、使い方やニュアンスが異なるので、それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。

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