学生の時、文化祭や体育祭などの準備でよく使用したのが、「模造紙」です。
大きな紙に模擬店の名前やメニューなどを書きました。
よく考えればこの「模造紙」とは変な名前です。
「画用紙」とは違うのでしょうか。
この記事では、「模造紙」と「画用紙」の違いを分かりやすく説明していきます。
「模造紙」とは?
「模造紙」とは、前述のように、小中学校で「掲示物」などに使われた大きな紙のことです。
「模造紙」という名前は、もともと「局紙」と呼ばれる、大蔵省印刷局の指定用紙を模して作られた紙であることからきています。
かなり大きなサイズで通常は丸めた状態で販売されています。
掲示物として使用される場合にはポスターカラーなどで描かれることが多く、絵の具ののりはよくありません。
「画用紙」とは?
「画用紙」とは、その名の通り「絵画を描くために用いられる紙」のことをいう言葉で、その用途のために、絵の具がのりやすい製造方式で作られています。
大きさは「模造紙」と同じ大きさを基本にそれを小さく切ったものを「四つ切り」や「八つ切り」などの名称で販売されています。
「模造紙」と「画用紙」の違い
「模造紙」と「画用紙」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは小学校や中学校の授業で使用する紙のことを指すものですが、成り立ちが違い、用途が違います。
つまり、作品としての絵を描くために使用する紙のことを「画用紙」と呼び、掲示物に使われるのが「模造紙」です。
また、大きさは基本が「四六版」と呼ばれる横1mくらいのもので「模造紙」はこの大きされ売られていますが、「画用紙」の場合は様々な大きさがあり、選択することができます。
まとめ
この記事では、「模造紙」と「画用紙」の違いを、解説してきました。
「模造紙」に関しては、その名前の由来をすでに説明しましたが、元々の「局紙」の用途は証券や辞令のためですが、それを模して作られた「模造紙」も、ある程度の強度があり、耐朽性もあるので、ある程度の期間掲示されるものに使われたと思われます。