この記事では、「面白味」と「一興」の違いを分かりやすく説明していきます。
「面白味(おもしろみ)」とは?
「面白味」とは、「面白いこと」や「面白いことの度合」、「面白さの味わい」という意味を含める言葉です。
「面白味」の使い方
「面白味」は名詞として使われています。
「一興(いっきょう)」とは?
「一興」には以下の意味が含まれています。
・「ちょっとした面白み」や「それなりの楽しみ」
・近世の用法で「(反語的に用いて)意外なことや奇怪なこと」
「一興」の使い方
「一興」は形容動詞として使われています。
「面白味」と「一興」の違い
「面白味」は形容詞である「面白い」の語幹に接尾語の「み」をつけたものであり、「面白いこと」や「面白いことの度合い」などを表します。
そして、「一興」は「ちょっとした面白味」や「軽い面白味」という意味を表します。
「面白味」の例文
・『今度のイベントだが、なかなか面白味のある内容だと思う』
・『彼はどこか面白味に欠けた退屈な人物である』
・『この作品は当たり障りのない大衆向けの内容であるが、逆に面白味がないとも言える』
「一興」の例文
・(ちょっとした面白味という意味で)『苦手な相手と腹を割って酒を酌み交わすものまた一興である』
・(ちょっとした面白味という意味で)『あえて人の逆を行くのもこれまた一興』
・(意外なことという意味で)『彼女の方から私にお願いをしてくるとは、これまた一興だ』
まとめ
・「面白味」とは、「面白いこと」や「面白いことの度合」、「面白さの味わい」という意味を含める言葉です。
・「一興」とは、「ちょっとした面白み」や「それなりの楽しみ」、近世の用法で「(反語的に用いて)意外なことや奇怪なこと」という意味を含める言葉です。
・「面白味」は「面白いこと」や「面白いことの度合い」などを表し、「一興」は「ちょっとした面白味」や「軽い面白味」という意味を表します。