「志向」と「指向」の違いとは?分かりやすく解釈

「志向」と「指向」の違いとは?違い

この記事では、「志向」「指向」の違いを分かりやすく説明していきます。

「志向」とは?

志向は、しこうと読むのが正解な言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、心がある方向を目指して動くといった意味を持つ志の漢字に、心が目指すといった意味を有する向の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ志向は、考えや気持ちがある方向に向かって動く事を表すのです。


「志向」の言葉の使い方

志向は、心がある方向に向かうといった意味の言葉として使われています。

例えば、上昇志向やブランド志向といった様に、考えや好みといった心のあり様を表現する際に、この志向という言葉が使用されていたりするのです。


「指向」とは?

指向は、しこうと読むべき言葉となっています。

文字で記載されたこの言葉を見れば一目瞭然な事ですが、ゆびやさし示すといった意味の指の文字に、ある方に向かうといった意味がある向の文字を付け加える事によって完成した言葉です。

以上の事から指向は、ある方向や目的に向かう事を示します。

「指向」の言葉の使い方

指向は、物事が特定の方向に向かうという意味で用いられる言葉です。

具体的には、援軍を激戦地に指向させるといった様に、物理的な何かを向かわせるといった使い方を見掛ける事が多くなっています。

「志向」と「指向」の違い

志向と指向の漢字表記を見れば、即座に最初の漢字が志と指という明らかな違いに気付く事が可能です。

所がその後に続く漢字は同じ向であり、しこうという同じ読み方をする上に、持つ意味合いも似ている所があります。

とはいえ志向は、心や考えがある方向に向かうといった意味を表すのです。

一方の指向は、物事がある方向に向かう、といった意味を示します。

まとめ

2つの言葉は、共通する漢字があるだけでなく読み方も同じで、示す意味合いも似通っているのです。

ですが相違点を見出すとすれば、志向は、心がある目的に向かう、といった意味に使われます。

対する指向は、主に物事が特定の方向に向かうという意味に用いられているのです。

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