「師弟」と「子弟」の違いとは?分かりやすく解釈

「師弟」と「子弟」の違いとは?違い

この記事では、「師弟」【してい】と「子弟」【してい】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「師弟」とは?意味

師匠とその弟子を「師弟」【してい】といいます。

特定分野の専門知識と経験を持つ者を求めて、これから学びたいという人を家に住まわせながら教育するわけです。

師弟愛」といえば、自分を慕ってきてくれた者に対して愛情を注ぎ、真剣に向き合うといった強い絆で繋がる2人の関係性を示します。

このような強い絆で結びつきがある2人を世間では「師弟関係」といいますが、ときに、弟子が可愛いあまり、厳しくあたってしまうこともあるのです。


「子弟」とは?意味

年の若い者を「子弟」【してい】といいます。

弟子の中でもかなり若い者を指す呼び方であり、まだ入りたてで雑用を任せられる新人をこのように呼ぶことが多いのです。

子と弟を掛け合わせた言葉であることから、血縁関係である若者を呼ぶ呼び方として使われています。

主に、自分よりも年下で、年少の人を「子弟」と呼びます。


「師弟」と「子弟」の違い

「師弟」「子弟」の違いを、分かりやすく解説します。

知識や技術を伝授して自分のものにしてもらうため、師匠と弟子が強い関係性で結びついた状態を「師弟」といいます。

伝授される者を弟子と呼び、とくに手で物を作り上げる分野ではこのような関係を築き上げるのです。

もう一方の「子弟」は、年齢が一番若い者のことを呼ぶときに使われています。

愛する息子や弟を呼ぶとき使うように、熱心な気持ちを持って向き合う場面に適した呼び方になる言葉です。

「師弟」の例文

・『涙が出るほど厳しい師弟関係に悩むが、私は逃げない』
・『長い年月をかけて、強い絆で結びつく師弟関係を築き上げた』

「子弟」の例文

・『私立の小学校に受かるよう付きっ切りで子弟を教育する』
・『農家の子弟を集めて、様々な農機具の使い方を教えた』

まとめ

似ているようで少し意味に違いがありますので、うまく異なる点を踏まえてどのような関係で使えばいいかを考えて使い分けてみるといいでしょう。

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