「移住者」と「転入者」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「移住者」と「転入者」の違いを分かりやすく説明していきます。
「移住者」とは?
「移住者」とは、他の土地に移り住む人を意味します。
単に他の土地に移り住む人を指す言葉ではなく、様々な目的を持ち、その土地に永住する気持ちで移り住む人を指す言葉になります。
緑豊かな地域で子育てをしたい子育て世代や老後をゆったりと暮らしたいシニア世代など、転勤が進学などで移り住んだ一過性の人は「移住者」にあたりません。
「移住者」の使い方
「移住者」は「移住者を増やす取り組み」や「移住者のための空き家提供」などいった形で用いられます。
「転入者」とは?
「転入者」とは、他の土地に移り住む人を意味します。
違う町から移り住む人すべてを指す言葉になります。
そのため、転入の理由は様々です。
仕事の都合で転勤や単身赴任してきた人。
大学に通うため一人暮らしを始めた学生なども含まれ、「転入者」すべてが、そのまま、その町に住み続けるとは限りません。
仕事や学業が終了すれば、地元に戻ってしまう人も含まれます。
「転入者」の使い方
「転入者」は「転入者が増える」、「転入者を増やす」などといった形で用いられます。
「移住者」と「転入者」の違い
違う町から移り住む行為を意味する「移住者」と「転入者」。
そのうえで、「移住者」は、そのまま定住する意思を持ち移り住んできた者だけを指す言葉といった違いがあります。
「移住者」の例文
・『やっと、移住者を向かい入れる制度が整いました』
・『我が町では、移住者向けの空き家を確保しています』
・『移住者が気持ちよく生活することができるよう工夫する』
・『私は、この村に移住者としてやってきました』
「転入者」の例文
・『大学が多い我が町は、新学期になると転入者が増えます』
・『転入者の変化だけを気にしていても仕方がありません』
・『団地を開拓したことで、隣の町から多くの転入者がやってきました』
・『このまま、転入者に定住してもらえる方法を検討する』
まとめ
この2つの言葉は以上のような違いがあります。
