「手加減」と「力加減」の違いとは?分かりやすく解釈

「手加減」と「力加減」の違いとは?違い

この記事では、「手加減」「力加減」の違いを分かりやすく説明していきます。

「手加減」とは?

「てかげん」と読み、手に持った感じや、握った感じで、分量や程度、力の入れ具合などをはかることをいいます。

また、相手に応じて、扱いの厳しさのぐあいを緩めることをいうこともあります。

てごころのことです。

「加減」とは、加えたり減らしたりすることをいい、その「加減」「手」が加わることで、手で力の入れ具合や程度をはかるという意味と、相手のことを推し量り、力を抜くという意味になります。

一般的によく使われているのは、相手や状況に応じて、厳しさの度合いを緩めるという意味です。


「手加減」の使い方

力の入れ具合が分からないときなどに、「手加減が分からない」などと使います。

また、相手の状況などに応じて、力を緩めるときには、「手加減を加える」や、「手加減なしでいきます」と、使用します。

二つの意味がある言葉ですが、力を緩めるという意味で、よく使われています。


「力加減」とは?

「ちからかげん」と読み、力の程度や量などを表す言葉です。

「力加減」の使い方

ちょうどいい力の具合を表す言葉です。

「肩を叩いたら、力加減が分からず、転んでしまった」「歯磨きには繊細な力加減がいる」などと、使います。

「手加減」と「力加減」の違い

「手加減」「力加減」も似たような意味の言葉になります。

違いは、「手加減」には、相手や状況のことを考えて、力を緩めるという意味があるところです。

「力加減」は、ちょうどいい力の量や程度という意味なので、とくに力を抜く、手を抜くという意味はありません。

「手加減」の例文

・『彼女は勝負では手加減しないので、一方的に負けてしまいました』
・『スポーツの場で手加減することは、相手に失礼になります』

「力加減」の例文

・『卵を割るときに、力加減を間違えて黄身が潰れてしまいました』
・『仕事は、ほどほどの力加減で行ったときに、ミスが少なくなる気がします』

まとめ

「手加減」「力加減」は似ているところの多い言葉です。

「手加減」には、相手や状況をみて、力を緩めるという意味があります。

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