「重複受診」と「セカンドオピニオン」の違いとは?分かりやすく解釈

「重複受診」と「セカンドオピニオン」の違いとは?違い

この記事では、「重複受診」「セカンドオピニオン」の違いについて紹介します。

重複受診とは?

重複受診とは、同じ病気で短期間に複数の医療機関を受診することをいいます。

はしご受診やドクターショッピングと呼ばれることもあります。

重複受診をする理由としては、医師の診断や治療に納得できないことが挙げられます。

しかし、重複受診をすると検査を一からやり直さなければなりませんし、投薬や注射などを繰り返すことで体に悪影響を及ぼすこともあります。

また、健康保険では重複受診は禁止されており、全額自己負担になってしまったりもします。


セカンドオピニオンとは?

セカンドオピニオンとは、自分の疾患について主治医以外に診断や意見を求めるものです。

セカンドオピニオンは転院することを目的にはしておらず、別の医師の診断や意見を参考にして今後の治療に役立てることを目的としています。

ただし、セカンドオピニオンを受けた結果、転院する場合はあります。

例えば日本人に多い病気の一つにがんがありますが、がん医療では標準治療が基本になります。

病院や医師によって意見が異なることは意外と多く、セカンドオピニオン外来を設置している病院もあります。

セカンドオピニオンでは新たに検査は行わず、ファーストオピニオンの検査結果などを元に治療方針について意見を求めます。


重複受診とセカンドオピニオンの違い

セカンドオピニオンは、主治医に紹介状や検査結果を提供してもらって別の医療機関を受診します。

重複受診の場合、主治医に相談せずに勝手に別の医療機関を受診するものです。

セカンドオピニオンでは検査を重複して行うことはありませんが、重複受診だと検査が重複して無駄になっていることもあります。

まとめ

重複受診は主治医に相談せずに患者が別の病院を受診することで、セカンドオピニオンは主治医に相談して紹介状や検査結果の提供を受けて別の病院を受診することです。

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