「発達心理学」と「児童心理学」の違いとは?分かりやすく解釈

「発達心理学」と「児童心理学」の違いとは?違い

心理学の分野として「発達心理学」「児童心理学」があります。

この2つは具体的にどのような違いがあるのでしょうか。

今回は、「発達心理学」「児童心理学」の違いを解説します。

「発達心理学」とは?

「発達心理学」とは、「人間心理の発達を研究対象とする学問」です。


「発達心理学」の使い方

生まれたばかりの子供から年老いた老人まで、人間の全年齢における心理的発達を研究対象とする学問分野を指します。

人間の心理は子供から大人にかけて特に成長しますが、若い時期だけでなくどの年齢においても変化し続けています。

人間の一生を通じて成長し変化を続ける心理を研究し解き明かす学問が「発達心理学」です。


「児童心理学」とは?

「児童心理学」とは、「児童と呼ばれる年代の人間心理を研究対象とする学問」です。

「児童心理学」の使い方

簡単にいえば子供の心を研究対象にする学問のことで、成長した大人とは違う子供特有の心理の働きを解き明かし理解を目指します。

一般的には思春期と呼ばれる第二次成長を迎える前までの年代を研究範囲とし、この年代特有の心理的不安定さや成長過程を通じて自意識の萌芽や発達を調査研究します。

「発達心理学」と「児童心理学」の違い

「発達心理学」「児童心理学」の違いは「研究対象の年代」です。

どちらも人間心理を研究する学問ですが「発達心理学」は全ておける心理的発達を研究対象にするのに対し「児童心理学」は第二次成長期を迎える前までの子供を研究対象にしています。

「発達心理学」はどの年代を研究するかによってさらに細分化されていて、そのうちの1つに当たるのが「児童心理学」です。

「発達心理学」の例文

・『発達心理学の学者を招く』
・『発達心理学を学ぶ』

「児童心理学」の例文

・『児童心理学に基づいて開発された教材』
・『児童心理学を専攻する』

まとめ

「発達心理学」「児童心理学」は研究対象として取り扱う年代の違いで区別されます。

明確な基準で区別されているので知っておきましょう。

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