この記事では、「伐木」と「伐採」の違いを分かりやすく説明していきます。
「伐木」とは?
伐木は、ばつぼくと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、切るという意味を持っている伐の漢字に、植物の1種という意味を有する木の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ伐木は、樹木を切って倒すという意味を表すのです。
シンプルに木を切るという意味の言葉ですが、基本的に林業に関する用語として使われており、日常会話の中で使用される事はほとんどありません。
「伐採」とは?
伐採は、ばっさいと読むべき言葉です。
漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、刃物を使い木を切るや敵を倒すといった意味の伐の漢字に、取り上げるや手に取るといった意味がある採の漢字を組み合わせる事で完成した言葉となっています。
以上の事から伐採は、山林等の樹木を切り出すという意味を示すのです。
木を切るという意味として一般的に用いられている言葉ですが、木材として採るという意味合いが込められています。
「伐木」と「伐採」の違い
伐木と伐採の漢字表記を比べてみると、2文字目の漢字が木と採という違いがある事に気付けるものです。
所が最初の漢字は同じ伐であり、どちらも木を切るという意味の言葉となっています。
同じ様な意味合いを持つ言葉ですが、伐木の方は林業に関連した用語として使われており、日常会話の中で使われる事は余りありません。
一方の伐採は、木を切るという意味の一般的な言葉として用いられていますが、切った木を木材として再利用するといった意味合いも込められています。
まとめ
2つの言葉には共通する漢字があるだけでなく、どちらも木を切るという意味を所有している言葉同士です。
とはいえ相違点も見出す事が可能であり、伐木はシンプルに木を切るという意味であるものの、主に林業で駆使される言葉で、日常会話に登場する事は少ない言葉となっています。
対する伐採は、木を切るという意味で一般的に用いられている言葉ですが、切った木を採って活用するという意味も込められた言葉です。