この記事では、「セニョリータ」と「マドモアゼル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「セニョリータ」とは?
セニョリータとはスペイン語及びポルトガル語で使われている未婚の女性に対する敬称で、「お嬢さん」といった意味になります。
スペイン語では「senorita」、ポルトガル語では「senhorita」と書きます。
呼びかける時に使われており、姓や姓名の前につけることもあります。
未婚であれば年齢は関係ありません。
また、既婚の女性の場合にはセニョリータではなくセニョーラといい、男性の場合にはセニョールといいます。
メキシコなど南米では若い女性に呼びかける時によく使われています。
ただし、セニョリータはスペインではあまり使われておらず、未婚・既婚に関係なくセニョーラを使うことが多いです。
「マドモアゼル」とは?
マドモアゼルとは、フランス語で未婚の女性に対して使われていた敬称です。
「お嬢さん」といった意味があります。
名前の前に付けることもあり、マドモアゼル・マリーというとマリー嬢と訳されます。
ただし、近年は性差別に当たる言葉として敬遠されており、フランスでは2012年から公文書でマドモアゼルという敬称を使用することは禁止されました。
使用されなくなりました。
未婚であるか既婚であるかを問わず、マダムという敬称が使われています。
「セニョリータ」と「マドモアゼル」の違い
セニョリータもマドモアゼルも、未婚の女性に対する敬称です。
セニョリータはスペイン語及びポルトガル語ですが、マドモアゼルはフランス語になります。
ただし、マドモアゼルは差別的なニュアンスがあるとしてあまり使われていません。
セニョリータもスペインではあまり使われておらず、セニョーラという方が多いです。
南米ではセニョリータはよく使われています。
まとめ
セニョリータもマドモアゼルも未婚の女性に対する敬称です。
セニョリータはスペイン語及びポルトガル語ですが、マドモアゼルはフランス語になります。