私たちが暮らしている住宅の中には玄関以外にも多くのドアがあります。
それらのドアには表面に凹凸があるような「框組ドア」というものがあります。
それでは、この「框組ドア」とはどういうものでしょうか。
また、「フラッシュドア」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「框組ドア」と「フラッシュドア」の違いを分かりやすく説明していきます。
「框組ドア」とは?
「框組ドア」とは、「かまちぐみドア」と読み、「框」と呼ばれる額縁のように組んだ枠の内側に木の板やガラスなどを嵌め込んで作られたドアのことを指す言葉です。
「フラッシュドア」とは?
「フラッシュドア」とは、前述の「框組」や「桟」などのやりかたで作られた枠の表面全体に合板などを貼って仕上げたドアのことで、表面が平らになります。
「フラッシュ」とは英語の「flush」をカタカナで表記したもので、表面が平らであるという意味です。
「框組ドア」と「フラッシュドア」の違い
「框組ドア」と「フラッシュドア」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、住宅の内部のセパレーションのために作られたドアの種類であることは同じですが、前述のように作り方が違うので見た目に大きな差があり、使われる場所も変わってきます。
まず、見た目でわかる最も大きな違いはドアの表面が平らになっているのが「フラッシュドア」で、枠が見えている状態で表面が凸凹になっているのが「框組ドア」の特徴です。
この特徴のため、使われる場所は通常の部屋を仕切るドアには「フラッシュドア」が、居間と台所や、廊下に出るためのドアなど、頻繁に通行する部分には見た目が単調ではない「框組ドア」が使われることが多いですが、これらは決まりがあるわけではないので、自由に選択することができます。
まとめ
この記事では、「框組ドア」と「フラッシュドア」の違いを、解説してきました。
この2つに関しては、見た目ですぐに違いがわかるので、いまからでもお住まいの住宅のドアを順番に見てみるのも楽しいでしょう。