「感受性」と「共感性」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「感受性」と「共感性」の違いを分かりやすく説明していきます。
「感受性」とは?
「感受性」とは、外界からの刺激や印象を感じ取ることができる働きを意味します。
ものごとを敏感に感じることができる能力を意味する言葉です。
音やニオイの変化、色や形の違いなどを敏感に感じることができるほか、良いことや悪いこと。
楽しいことや悲しいことなども他人よりも敏感に感じることができることを意味します。
言い換えれば、「敏感」や「鋭敏」、「センシビリティ」などと同じです。
「感受性」の使い方
「感受性」は、「感受性が強い」や「感受性豊か」、感受性が乏しい」、「感受性を磨く」などといった形で用います。
「共感性」とは?
「共感性」とは、すぐに共感してしまうことを意味します。
「共感」とは、共に感じると書き、他人の意見や考え感情などに対し、その通りだと感じることや気持ちを意味します。
まるで、自分のことのように感じる性格、気質のことを「共感性」と言います。
言い換えれば、「同感」や「共鳴」、「シンパシー」などと同じです。
「共感性」の使い方
「共感性」は、「共感性が高い」や「共感性が低い」のほか、「共感性を高める」などといった形で用います。
「感受性」と「共感性」の違い
「感受性」は、受け取る力を意味し、「共感性」は、共感する力。
つまり、同じだと思える力を意味します。
外界や他人からの刺激などを敏感に感じることが「感受性」で、他人の意見などに対し自分も同じだと感じることが「共感性」といった違いがあります。
「感受性」の例文
・『子供の頃に色々な体験をさせ感受性を磨くことは大切です』
・『彼女は感受性豊かなゆえに苦労することも多い』
・『感受性が高い彼の作品は常に注目されている』
・『彼は誰よりも感受性が乏しい』
「共感性」の例文
・『人に興味がある私は、共感性が高い方だと思う』
・『共感性が高いことが仇になり、知り合いに騙されてしまった』
・『自分本位の彼は、共感性に欠ける』
・『共感性が低い彼女は人の気持ちがわからない』
まとめ
以上のように「感受性」と「共感性」には明確な違いがあります。