日本の中世から戦闘で活躍した存在には「足軽」や「武士」があります。
この記事では、「足軽」と「武士」の違いを分かりやすく説明していきます。
「足軽」とは?
「足軽」とは平安時代に生まれた歩兵の一種を示す言葉であり、軽装備として素早い行動が可能なのが特徴です。
「足軽」は武家に所属して活躍するものもあれば、農民や浮浪人が武装してなるものも存在します。
「足軽」は戦国時代になると弓や馬、鉄砲を持って戦闘することが可能になり、これらは「鉄砲足軽」として様々な場所で活躍しました。
「武士」とは?
「武士」とは武家を中心とした戦闘員を示す言葉であり、こちらは日本各地で様々な人物が活躍しました。
「武士」は鎧兜や日本刀を装備して戦う人や、馬に乗って弓を使う人など様々な武芸を持っているのが特徴です。
「武士」の類義語としては「武者」がありますが、こちらは武家や共同体の要素を含まない意味で使いう言葉です。
「武士」は基本的に武家社会や共同体で活動する存在であり、国の君主や幕府として多くの「武士」が活躍しました。
「足軽」と「武士」の違い
「足軽」は歩兵の一種であり、雑兵であることから素早い作戦や戦闘するのが特徴です。
戦国時代では特に鉄砲で武装した「鉄砲足軽」は大きな活躍しました。
「武士」は武家を中心とした戦闘員を示す言葉であり、刀や弓などを使い様々な戦闘を繰り広げてきました。
「足軽」の例文
・『農民が一揆を起こし、足軽隊が結成された』
・『鉄砲足軽の存在はゲームチェンジャーであり、様々な人物が下剋上を成し遂げた』
「武士」の例文
・『その武士は大儀のために最後まで戦った』
・『戦国時代の武士や武将には有名なエピソードがたくさんあります』
まとめ
「足軽」は歩兵の一種であり、軽装備や鉄砲を装備することで奇襲的な攻撃することが可能です。
「武士」は刀や弓を装備した戦闘員であり、武家に所属して日本の歴史を大きく動かしてきました。