この記事では、「駄目」と「ダメ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「駄目」とは?
やってはいけないと思う状況で、強引に実行しようとする人に対してきつく阻止するとき「駄目」【だめ】といいます。
今まさに危険な行動しそうな人に対して「この先に行っては駄目だ」と強く阻止する気持ちをぶつけるのです。
また、実行してもまったく役に立たないと思うとき、相手に対して無駄であると伝えるために使われています。
「ダメ」とは?
いくらやっても相手にとって利益にならないと思う状況で「ダメ」と言って阻止させます。
本来であれば「だめ」と平仮名で書くところをカタカナにして伝えれば文章を読みやすくなるわけです。
使う相手は友人や子供といった普段から気軽にやり取りする人に対して使います。
とくに、子供には分かりやすく伝えるため「駄目」と漢字で書くよりも、「ダメ」とカジュアルに伝えられる言葉です。
「駄目」と「ダメ」の違い
ここでは「駄目」と「ダメ」の違いを、分かりやすく解説します。
職場の人に注意を促したり、法律で罰せられると思うためそれ以上は踏み入ってはいけないと伝えるとき使うのが「駄目」です。
公的な文章であったり、新聞やテレビといった真面目なニュース番組といった媒体で伝えるときに使われています。
もう一方の「ダメ」は実行してもうまくいかないと思う場面で使う言葉です。
身近な人にやっても無理だと伝えたり、これは食べられないと幼い子供に注意するときに使って危険を回避させます。
「駄目」の例文
・『今年は水不足であったので、多くの稲が駄目になってしまった』
・『体力的にもう駄目だと思ったが、人生の思い出として参加した』
「ダメ」の例文
・『高い場所は落ちると危ないので、1人で上がってはダメと注意した』
・『友人が買い物に付き合って欲しいと言ってきたが、ダメと伝えた』
まとめ
「だめ」と読む漢字とカタカナ語を取り上げましたが、相手によりどちらを使えば失礼がないか、文章的にしっくりくるかに着目して使いこなしてみるといいでしょう。