総合病院で使われる呼称と診療所で使われる呼称の違い?
この記事では、「脳神経内科」と「神経内科」の違いを分かりやすく説明していきます。
「脳神経内科」とは?
「脳神経外科」とは別物ですが、手術など外科的処置が必要な場合は速やかに連携を可能なのが「脳神経内科」だと言えるでしょう。
脳や脊髄、手足の神経の不調が出ている場合や自覚症状は無くても第三者の目から見て異常が感じられた場合に診療が推奨されると言っていいでしょう。
第三者視点で特に異常が感じられるのはアルツハイマーをはじめとした認知症。
自己症状が出やすいのはやはり偏頭痛や持続する耳鳴り、平衡感覚の欠如だと言えます。
「神経内科」とは?
「神経内科」と「脳神経内科」は同一のものです。
その違いに関しては総合病院と町の診療所によるものだと思って貰ってかまいません。
「脳神経内科」と「神経内科」の違い
「脳神経内科」と「神経内科」の違いを、分かりやすく解説します。
「脳神経内科」と「神経内科」は全く同じ診療内容を行うと言っていいでしょう。
実際に厚生労働省の資料では別々にされてはおらず「神経内科」として記載がされています。
二つの違いは総合病院をはじめとしたいわゆる病院とかかりつけ医などのいわゆる町医者、診療所による表記の違いだと言っていいはずです。
総合病院には「脳神経内科」と「脳神経外科」が併設されているため、それを区別、解りやすくする意味合いがあります。
一方で街の診療所にはそういった区別をする必要がありません。
そのために「神経内科」の呼称を使う診療所が多いと言えます。
また「神経内科」自体が未だに少ないのは厚生労働省の資料『診療科名(主たる)別にみた医療施設に従事する医師数』を参照にすれば明らかでしょう。
まとめ
「脳神経内科」と「神経内科」の診療する内容は全く同じだと言っていいでしょう。
厚生労働省の資料では「神経内科」として両者扱われています。
区別されるのは「脳神経外科」が併設されている総合病院において診療内容の違いを明白にする意味合いが強いと言えるでしょう。
街の診療所ではそもそも「神経内科」専門医や従事している医師が極めて少ないのが現実。
そのため差別化する必要がないため「神経内科」が使われると言っていいでしょう。