この記事では、「卒寿」と「喜寿」と「米寿」の違いを分かりやすく説明していきます。
「卒寿」とは?
「卒寿」の読み方は「そつじゅ」です。
何かを卒業するといった意味ではなく、「卒寿」の「卒」の略字である「卆」が漢数字で九十と読めることから、九十歳のお祝いが「卒寿」になります。
長寿のお祝いとなる「卒寿」は白か紫がお祝いの色とされており、このテーマカラーでお祝いの品を選ぶ傾向があります。
例えば、白や紫を基調にした花束。
ラベンダー色のニットやシャツなどを贈る人が多くなります。
「喜寿」とは?
「喜寿」の読み方は「きじゅ」です。
喜ぶといった漢字を用いる「喜寿」。
この「喜」といった漢字の草書体が七を3つ重ねた形に見えることから、七が3つで七十七と読み、七十七歳のお祝いが「喜寿」になります。
「喜寿」の場合、お祝いの色は紫です。
この紫をテーマカラーにしてお祝いを選ぶ傾向があり、紫のちゃんちゃんこや座布団、花束などが定番です。
「米寿」とは?
「米寿」の読み方は「べいじゅ」です。
「米」を崩すと八十八と読むことができます。
そのことから、八十八のお祝いが「米寿」になります。
「米寿」の場合、お祝いの色は黄色または金茶です。
そのため、黄色をテーマカラーのしてお祝いを選ぶ傾向があり、黄色が主体の花束などが定番です。
「卒寿」と「喜寿」と「米寿」の違い
「卒寿」と「喜寿」と「米寿」の違いを、分かりやすく解説します。
「卒寿」と「喜寿」と「米寿」すべて、長寿のお祝いを意味します。
七十七歳のお祝いが「喜寿」。
八十八歳のお祝いが「米寿」。
九十歳のお祝いが「卒寿」です。
それぞれ、漢字の意味から名つけられているのではなく、漢字の形から名つけられているといった共通点があります。
「卒寿」の場合は「卒」の略字である「卆」が漢数字で九十と読めるため。
「喜寿」の場合は「喜」といった漢字の草書体が七を3つ重ねた形に見えるため。
「米寿」の場合は「米」を崩すと八十八と読むことができるためとなります。
まとめ
以上、これら3つの言葉はすべて長寿のお祝いに関する言葉になります。