この記事では、「トムヤムクン」と「サンラータン」の違いを分かりやすく説明します。
トムヤムクンとは?
トムヤムクンとは、エビが入った酸味と辛味のあるスープのことをいいます。
タイ料理の一種で、世界三大スープの一つにも数えられます。
トムヤムクンの「トム」はタイ語で「煮る」という意味で、ヤムは「和える」という意味になります。
「クン」はエビを表しています。
辛味の元は唐辛子で、酸味と辛味のバランスが絶妙なスープです。
鶏のスープにエビの殻や香辛料を加えて煮てから、ナンプラーやナンプリックパオ等の調味料で味を調えます。
具材はエビの身の他に、タケノコやフクロタケ、青菜等があります。
サンラータンとは?
サンラータンとは、酸味と辛味がきいた中華料理のスープです。
漢字では「酸辣湯」と書きます。
酸味の元はお酢で、辛味は唐辛子や胡椒でつけられています。
細切りにした肉やタケノコ、しいたけ、きくらげ、春雨、豆腐などの具材が入ったスープです。
醤油やお酒で味を調え、酢や唐辛子などを加えた後に水溶き片栗粉でとろみをつけます。
日本でも中華料理店などで提供されており、麺を加えた酸辣湯麺もあります。
トムヤムクンとサンラータンの違い
トムヤムクンもサンラータンも酸味と辛味のあるスープです。
トムヤムクンはタイ料理ですが、サンラータンは中華料理です。
また、トムヤムクンには必ずエビが入っています。
サンラータンの具材には、肉や野菜、春雨、豆腐など色々あります。
使用する調味料などにも違いがあり、酸味はトムヤムクンはタマリンドやメキシカンライムなどで出しています。
サンラータンの酸味は、お酢によるものです。
酸味が強いのがサンラータンで、辛味が強いのがトムヤムクンになります。
まとめ
トムヤムクンはエビが入ったタイのスープで、サンラータンは肉や野菜など色々な具材が入った中華スープです。
使用している調味料にも違いがあります。