この記事では、「すばらしい」と「晴れ晴れしい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「すばらしい」とは?
群を抜いてすぐれていることや、大変みごとなことを表します。
このうえなく好ましいことや、驚くほど程度がはなはだしいことも含みます。
例えば、「すばらしい演技」「すばらしい景色」「すばらしい発見」などのように使います。
また、ひどいことやとんでもないことを皮肉や嘆きとして表すときにも使われます。
例えば、「すばらしい失敗」「すばらしい苦労」などのように使います。
「晴れ晴れしい」とは?
晴れ渡っているさまや、すっきりと明るいさまを表します。
心にわずらいなどがなく晴れやかなさまや、表立っているさまや改まったさまも含みます。
例えば、「晴れ晴れしい空」「晴れ晴れしい気分」「晴れ晴れしい式典」などのように使います。
「すばらしい」と「晴れ晴れしい」の違い
「すばらしい」と「晴れ晴れしい」の違いを、分かりやすく解説します。
「すばらしい」と「晴れ晴れしい」の違いは、前者が客観的な評価や感想を表すのに対して、後者が主観的な感情や様子を表すという点にあります。
また、前者は程度の強弱や評価の良し悪しによって意味が変わるのに対して、後者は基本的に肯定的な意味で使われるという点にもあります。
「すばらしい」の例文
・『彼女はすばらしい歌手として人気だ』
・『この桜はとてもすばらしい』
「晴れ晴れしい」の例文
・『今日は卒業式で、非常に晴れ晴れしい気持ちだ』
・『参加者の人格が素晴らしいので、晴れ晴れしい式典となった』
まとめ
「すばらしい」と「晴れ晴れしい」は、どちらも形容詞で、良い状態や感情を表す言葉ですが、意味や使い方には違いがあります。
「すばらしい」は、群を抜いて優れていることや、驚くほど程度が高いことを表します。
客観的な評価や感嘆を示すときに使います。
その一方で、「晴れ晴れしい」は、晴れ渡っていることや、心にわずらいがなく晴れやかなことを表します。
主に気分や表情について使います。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるようにしましょう。