「公共心」と「公徳心」の違いとは?分かりやすく解釈

「公共心」と「公徳心」の違いとは?違い

この記事では、「公共心」「公徳心」の違いを分かりやすく説明していきます。

「公共心」とは?

「公共心(こうきょうしん)」とは、社会一般の利益のために尽くそうとする精神のことを言います。

「公共心」「公」「おおやけ」「社会一般」「朝廷」などの意味があります。

また、「共」「とも」「一緒にする」「うやうやしい」「ささげる」などを表しています。

さらに「心」は、「こころ」「気持ち」「精神」などを指しています。


「公徳心」とは?

「公徳心(こうとくしん)」とは、公民として、社会生活での道徳を重んじ、守ろうとする精神のことを表しています。

「公徳心」「公」「心」は、前述のとおりの意味になります。

さらに「徳」は、「道徳」「教え」「恩恵」などを指しています。


「公共心」と「公徳心」の違い

「公共心」「公徳心」の違いを、分かりやすく解説します。

「公共心」とは、社会一般の利益のために尽くそうとする精神のことを意味しています。

一方、「公徳心」は公民として、社会生活での道徳を重んじ、守ろうとする精神のことを言います。

「公共心」は公共の利益のために尽力しようと思う心であるのに対し、「公徳心」は公徳を重んじる心を意味しているので、この点に違いがあります。

「公共心」の例文

・『公共心を持った市民がここ団体を立ち上げました』
・『彼は公共心に厚く、精力的に社会貢献の活動を行っています』
・『ここには公共心を持った人たちが大勢います』
・『私の両親は公共心を持ち、私もその姿を観ながら育ちました』

「公徳心」の例文

・『公徳心は真理に基づいたものでなければなりません』
・『この状況を見ても、この地域の人々は公徳心があるのが分かります』
・『公徳心を養うことは、自分を成長させることにも繋がります』
・『公徳心の欠如は問題ですが、それを押し付けるのも良いことではありません』

まとめ

「公共心」は漢字の意味で見てみると、「公に捧げる心」「公を恭しく思う心」のような意味合いになります。

また、「公徳心」は漢字の意味でみると、「公の道徳の心」と言うような意味合いになります。

それぞれの言葉の意味や違いを知り、適切に使っていきたいものです。

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