この記事では、「物色」と「詮索」の違いを分かりやすく説明していきます。
「物色」とは?
「物色」は「ぶっしょく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「物の色や形、景色や風景」という元の意味です。
2つ目は「多くの中からこれはと思うものを探し出すこと」という意味です。
「物色」の言葉の使い方
「物色」は名詞として「物色する・した」「物色中」などと使われます。
元は「物の色、動物の毛並みや色、自然の景色や風景」という意味の言葉で、ここから転じて「姿や形を見極めること」として使われ、更に転じて「多くの中から手頃な人や物を探し出すこと」として使われる様になりました。
「詮索」とは?
「詮索」は「せんさく」と読みます。
意味は「細かい点まで深く調べること」です。
一つの事柄に関して、深く掘り下げて知りたいと探り求めることを表します。
「詮索」の言葉の使い方
「詮索」は名詞として「詮索する・した」「余計な詮索」などと使われます。
「詮」は「ものごとの道理をつき詰める」という意味、「索」は「太い縄」から転じて「手繰る様に探し求める」という意味、「詮索」で「ものごとの道理を突き詰めようと、手繰る様に探し求めること」になります。
「物色」と「詮索」の違い
「物色」は「多くの中から手頃な人や物を探し出すこと」です。
「詮索」は「ものごとの道理を突き詰めようと、手繰る様に探し求めること」です。
「物色」の例文
「物色」の例文は以下の通りです。
・『空き巣が家の中を物色する』
・『フリマで冬物を物色する』
・『婚活でいい男がいないか物色する』
「詮索」の例文
「詮索」の例文は以下の通りです。
・『彼女は詮索好きでしかも噂好きだ』
・『これ以上余計な詮索はしない方が身のためだ』
・『相手のことを知ろうとあれこれ詮索する』
まとめ
今回は「物色」と「詮索」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。