この記事では、「がめつい」と「貪欲」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「がめつい」とは?
自分が得するなら人が困っても抜け目なく押す人を「がめつい」といいます。
利益が出るならけちと言われるような行為しても悪気ない態度を見せたり、せこいと感じる話で相手をたぶらかしてまでお金を稼ぐといった行動するのです。
それでいて自分が持つお金に関しては手を触れず、人から必要な会費を出すよう求められても積極的に出さないという行動も見られます。
「貪欲」とは?
人よりも欲張りで、お金のためなら平気で人を蹴り落とす行為も悪いと思わない人を「貪欲」【どんよく】といいます。
とにかく欲が深すぎて周囲の人が引いてしまうほど感じが悪い印象を与えてしまう人を指す言葉です。
このような人は、昇進して給料が上がっても満足せず、もっと上の立ち位置を目指してやる、人よりも倍の給料を貰いたいとしたたかに強く思う気持ちを持ち続けます。
「がめつい」と「貪欲」の違い
「がめつい」と「貪欲」の違いを、分かりやすく解説します。
とにかく利益が出て自分が得をするなら友人でさえ裏切る行動したり、人のお金に手をつけるといった行為する人を「がめつい」といいます。
もう一方の「貪欲」はしたたかに自分が人よりもいい立場にのし上がりたい、お金を稼いで金持ちになり、周囲を見返してやると思う復讐心を強く持ちます。
一方で、まだ今の状態に満足せず前に突き進もうと張り切る姿は良い意味で欲深い人に見えるのです。
「がめつい」の例文
・『がめつい兄は、自分の貯金には手を付けず、家族にお金を出させる』
・『姑は孫であろうが欲しいと思えば食べ物を横取りするがめつい人だ』
「貪欲」の例文
・『いつも貪欲に行動する兄は友人もいないし、家族から嫌われている』
・『社長の座を目指して熱心に仕事する部長は、いい意味で貪欲だ』
まとめ
とても似ている言葉を2つご紹介しましたが、どのような状況でどう使えばいいかを深堀して詳しく学んでみるといいでしょう。
